IRカジノの入場料は日本人のみ!各国の入場料の相場と比較

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大阪IRが開業すれば日本居住者もカジノが利用できるようになります。

念願のカジノを楽しみにしている人も多いですが、IRカジノで遊ぶためには入場料の支払いが必要となり、無料で入場できる訳ではありません。

また、カジノ入場料の他にもカジノへの入場回数の制限もあるので注意が必要です。

今回は日本のIRカジノの入場料と各国のIRカジノの入場料と入場制限について解説します。

目次

日本のIRカジノの入場料金は6,000円

日本のIRカジノの入場料金は6,000円

日本のIRカジノの入場料は1回6,000円と意外と高いです。

年齢や利用回数などによって入場料が変わることはなく、誰でも一律で6,000円の支払いが必要となります。IRカジノ法案により決められていることなので、値引きや例外はありません。

入場料が発生するのは日本居住者のみで、海外からの観光客は無料です。

日本居住者海外からの観光客
1回6,000円入場無料

本来IRは海外からの観光客の消費を促進することが目的の施設です。

さらに日本ではカジノは賭博罪に当たり違法行為になるので、ギャンブル依存症を防ぐためにも高い入場料を設定して遊びすぎないように対策されています。

もちろんIRカジノでのプレイは認められているので賭博罪には当たりません。

毎回入場するのに6,000円を払うとなると、思い通りにIRカジノで遊べるのは一定以上の収入がある人でないと難しそうですね。

海外のIRの入場料と日本のIRカジノの入場料の比較

海外にはたくさんの有名なIRが存在しています。

日本のIRカジノは日本居住者のみ入場料を6,000円請求しますが、海外のIRも自国の利用者に対して入場料を請求しているのか調べてみました。

自国の利用者の入場料海外からの利用者の入場料
日本6,000円無料
シンガポール7,000円~8,000円無料
中国無料無料
韓国900円無料
アメリカ無料無料
オーストラリア無料無料

なんと自国の利用者から入場料を取るのは日本・シンガポール・韓国だけでした。

日本のIRカジノが入場料を請求することを選んだのには理由があります。IRの建設計画の段階で、シンガポールのやり方をお手本にしたからです。

シンガポールのIRにはお手本になるだけの大きな実績があります。

  • 海外からの観光客が急激に増えた
  • IRだけではなく周辺地域の雇用の拡大に貢献した
  • 税収が増加した
  • 力を失っていた観光業界を復活させた

「マリーナベイサンズ」や「リゾートワールドセントーサ」などのIRでは、IR全体の収益のうち70%~80%がカジノの売上で占めているほどです。

さらにIR開業後は海外からの観光客の増加が著しく増え、観光業界の急成長にも貢献しました。

多くの人が心配しているギャンブル依存症についても同様で、カジノで遊べるようになってからの方がギャンブル依存症の患者の数が減ったのです。

  • 2008年のギャンブル依存症率:2.9%
  • 2011年のギャンブル依存症率:2.6%
  • 2014年のギャンブル依存症率:0.7%
  • 2017年のギャンブル依存症率:0.9%

IRが誕生したのは2010年なので、以降ギャンブル依存症の患者の割合がガクっと減っていますよね。入場料の請求や入場制限による効果です。

上記のような実績から、日本もシンガポールのIRのやり方を真似して実践しています。

日本のIRカジノは入場料と入場制限がセット

日本のIRカジノは入場料と入場制限がセット

日本のIRカジノは入場料を請求するだけでなく、入場制限も設けています。

IR施設内では本来違法行為であるカジノの利用を認めるので、犯罪行為やギャンブル依存症のリスク回避のためには入場制限は必須なのです。

入場料入場制限
6,000円・入場は週3回、28日間に10回まで
・マイナンバーカードの提示
・家族やスタッフによる個別の入場制限も可能

入場料6,000円を払えば絶対にIRカジノに入れるとは限りません。

例えばギャンブルが大好きで既に多額の借金もある人の家族が、IRカジノを利用しないように事前に申告をして入場を制限していたとします。

入場にはマイナンバーカードによる本人確認が必須なので、入場禁止措置が出ていることはすぐに発覚します。

よって、入場料6,000円を支払っても、週や月の入場回数の上限に達していなくても、IRカジノには入場できないということになるのです。

海外からの観光客の入場料は無料ですが、本人確認は実施されます。

海外からの観光客が日本のIRカジノに入場する時は、パスポートの提示が必要です。
自国のIDカードの提出の必要はありません。

海外のIRの入場料と入場制限

では海外のIRの入場料と入場制限も比べてみましょう。

入場料入場制限不正行為のペナルティ
日本6,000円20歳以上
週3回/28日間に10回まで
未確定
シンガポール7,000円~8,000円21歳以上80万円の罰金
中国無料21歳以上カジノと国へ支払い
14,000円~670万円
韓国900円19歳以上
月15回まで
罰金の支払い
アメリカ無料21歳以上罰金や逮捕、利益の没収
オーストラリア無料18歳以上罰金の支払い

アメリカは子どもを放置してカジノで遊ぶことも禁止されています。

発覚した場合は法律で罰せられるのですが、IRも対策のためにベビーシッターサービスを用意して、大人がカジノを楽しむ時間を確保できるようにしているそうです。

年齢を偽って入場した場合は、各国が指定する罰金が課されたり、最悪の場合は逮捕になることもあります。

日本のIRカジノで不正行為が発覚した場合の対応については、現在のところは情報の公開がありません。ただ、シンガポールを参考にしているので、高額な罰金が設定される可能性が高いです。

ただ、日本での入場チェックで年齢をごまかせる確率はほぼ0%なので不正はできないでしょう。

  • マイナンバーカードの提示
  • 生体認証

日本のIRカジノに入場する時はマイナンバーカードの提示だけではなく、生体認証も必要になります。

【生体認証(バイオメトリクス認証とは)】

生体認証(バイオメトリクス認証)とは、身体に関連する要素を用いて認証を行う高度技術です。

顔や指紋、声、静脈など本人を特定できる情報を事前にシステムへ登録しておき、本人が持つ身体的特徴と一致するかどうかを照合して認証します。

人間の身体は一人ひとり異なるので、パスワード認証など他の認証方式と比較して、なりすましが困難で安全性が高く、金融機関など高度なセキュリティが求められるシーンでよく利用されています。

出典:NECソリューションイノベータ

他人になりすましてカジノに入ることもできません。

不正行為に対しての対応は日本だけじゃなく、各国のIR共に厳しい措置が取られるようです。上限を超えて利用したい・年齢を偽って入場したいなど、絶対に考えないようにしましょう。

入場料のみで入場制限なしにはできないのか?

IR開業を待っている人達からは、入場料は払うから入場制限をなくしてほしいという声が上がっています。

もう一度日本のIRカジノの入場制限を見てみましょう。

入場料入場制限
6,000円・入場は週3回、28日間に10回まで
・マイナンバーカードの提示
・家族やスタッフによる個別の入場制限も可能

もし入場制限がなかった場合は、かなり自由にIRカジノが使えることになります。

  • 好きな時にいつでも何度でもカジノで遊べる
  • 本人確認がなくなる
  • 第三者からのカジノの利用制限ができなくなる

入場料のみでIRカジノで遊べるようになったら、かなりギャンブル依存症や借金のリスクが高くなると感じませんか?

入場制限がなくなれば平日でも休日でも関係なくIRカジノで遊ぶ人も出てくるでしょう。毎日通うなんて人も出てきてしまう可能性が高いです。

マイナンバーカードの提示がなくなれば20歳未満の入場を簡単に許してしまう環境ができあがってしまいます。

IRカジノ内でマネーロンダリングや詐欺などの犯罪行為を行った人がいることが分かっても、情報がないので追跡も難しくなってしまいますよね。

第三者からのカジノの利用制限ができなければ、ギャンブル依存症は急増するでしょう。

よって、日本のIRカジノの入場制限をなくすのは現実的ではありません。入場料をなくして入場制限だけというのも、あまり意味がないです。

入場料を徴収するデメリット

入場料を徴収するデメリット

全員が無料でIRカジノに入場できる国からは、自国民からIRカジノへの入場料を徴収するのには、デメリットもあるのではないかと言われています。

毎回6,000円という高めの入場料に設定すれば頻繁に訪れる人は減るかもしれないが、貴重な時間になるので掛け金が高額になりがちなのでは?

高い入場料を捻出して訪れた人は、掛け金が高額になる人が多そうだという意見です。

確かになかなかIRカジノを利用できないのであれば、せっかくだからと高額な賭けをする人も出てくるかもしれません。1回の掛け金は少なくても、長時間遊んで大金を使う人もいるでしょう。

でもそれは入場料があってもなくてもそこまで変わらないのではという意見もありました。

考え方によっては他国が言うように入場料の設定がデメリットになるかもしれませんが、日本は入場制限も一緒に設けているのでリスクは極限まで回避できていると言えるでしょう。

IRカジノの入場料に関する日本人の意見

日本人は意外とIRカジノの入場料には強い反発を持っていないようです。

確かにギャンブルが好きな人がわざわざ高い入場料を払って、カジノで遊ぶのは想像しにくいですね。

全員が大阪IRの近くに住んでいる訳ではないので、飛行機代や新幹線代・宿泊費などの旅費も入場料とは別に必要だと考えると利用者は限られてくる気がします。

旅費や入場料を考えると、韓国や中国のIRを利用するのと変わらないからそっちへ行くという意見もありました。

実際にIRが開業してカジノが利用できるようになると、様々な意見が出てくるでしょう。まだ、準備段階の今はあまり反発がなくても当たり前かもしれません。

IRカジノの入場料についてのまとめ

日本のIRカジノの入場料は6,000円です。

入場料を支払うだけではなく週3回・28日間に10回までの利用制限もあります。マイナンバーカードでの本人確認ができる人でなければ利用できません。

世界のIRカジノと比べると入場料は高いですが、ギャンブル依存症の抑止力になるでしょう。

ただ、まだ日本初のIRは開業前です。今後何らかの変更点が出てくる場合もあるので、新しい情報にアンテナを張っておきましょう。

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この記事を書いた人

アドオンAYUMI たらればポーカー公式ライター

アミューズメントポーカー歴1年目の駆け出し。コーリングステーションを脱しきれていないのが最近の悩み。心理とハンドを読めるように特訓中です!

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