ポーカーには全部で10種類の役があります。
役によって強さが違うのでできるだけ強い役を揃えたいものですが、強い役になればなるほど出る確率は低くなるため揃えるのが難しいです。
でも、自分のハンドの状況と役が揃う確率を照らし合わせれば、戦略が立てやすくなりますよね。
今回はポーカーの役10種類の強さや出る確率を画像で解説します。早見表も作成したので、役を覚える時にぜひ役立てて下さい。
ポーカーの役早見表
ポーカーの役と強さは勝つためには絶対に理解が欠かせません。
以下のポーカーの役早見表を使って、10種類の役と強さを覚えておきましょう。

早見表を見てひたすら暗記をするのもひとつの方法です。
でも、集中力が続かない・覚えるのが苦手という人は、ある程度の役を覚えたらポーカーのゲームアプリを使って実践練習をしながら覚えるといいでしょう。
役と強さを覚えながらその他のルールの理解もできます。
ポーカーのゲームアプリを使う時はお金を賭けてプレイするアプリは使わないで下さい。金銭を賭けるポーカーは賭博罪に該当します。
違法性については以下の記事で詳しく解説しているので参考にして下さい。

ポーカーの数字の強さ

役の強さと一緒に数字の強さも覚えておいて下さい。
他のプレイヤーと同じ役が揃っている時に、数字の強さで勝敗を決める場合があるからです。
ポーカーで最も強い数字は「A」で数字が小さくなっていくにつれて弱くなります。
よって、最も弱い数字は「2」です。
スート(♣・♠・♥・◆のマークのこと)は数字の強さには関係しません。
ポーカーの役の強さと揃う確率
ポーカーの役早見表をもとに、強い役順に詳細を解説します。
役が成立する条件もしっかり覚えて、実践で判断できるようにしておきましょう。
【最強】ロイヤルフラッシュ

完成条件 | 揃う確率 |
---|---|
・数字がA・K・Q・J・10の5連続で揃っている ・スートがすべて揃っている | 0.00015% |
ポーカーの最強の役「ロイヤルフラッシュ」は「カードの数字がA~10・スートが全て同じ」で成立します。
揃う確率は0.00015%とかなり低いですが、テキサスホールデムポーカーのような合計7枚のカードから5枚が選べるルールになると選択肢が増えるので確率も上がります。
条件が限定されているので、成立するのはたったの4パターンです。
- ♠A・♠K・♠Q・♠J・♠10
- ♥A・♥K・♥Q・♥J・♥10
- ♣A・♣K・♣Q・♣J・♣10
- ◆A・◆K・◆Q・◆J・◆10
簡単に揃う役ではないのですが、わずかな確率を引き当てて揃えた場合はほぼ勝ち確定の最強の役です。
約65万回に1回の割合で完成すると言われています。
ストレートフラッシュ

完成条件 | 揃う確率 |
---|---|
・数字が5連続で揃っている ・スートがすべて揃っている | 0.0014% |
ストレートフラッシュは数字に決まりがなく、5枚のカードが連続する数字・同じスートで成立します。
スートは4種類「♠・♣・♥・◆」・5連続の数字は9種類あるので、全部で36パターンのストレートフラッシュの組み合わせが存在します。
ポーカーの役で2番目に強い役です。
スートは役の強さには関係なく、数字の強さ=役の強さと判断します。
オマハハイローやスタッドハイローなど、ポーカーのルールによっては「A・2・3・4・5」のストレートフラッシュのことを「スティールホイール」と呼ぶことがあります。
フォーカード

完成条件 | 揃う確率 |
---|---|
4枚が同じ数字で揃っている | 0.024% |
ポーカーの役で3番目に強いフォーカードは、5枚の手札のうち4枚で同じ数字が揃うことで完成します。
揃える数字に条件はないので「2~A」で4枚揃えば完成です。同じ数字が揃っているのがフォーカードということは、必然的にスートは「♠・♣・♥・◆」となりますよね。
日本ではフォーカードですが、海外のポーカーではクワッズと呼ばれています。
フルハウス

完成条件 | 揃う確率 |
---|---|
・スリーカードが完成している ・ワンペアが完成している | 0.14% |
ポーカーの役で4番目に強いフルハウスは、5枚の手札の中で2つの役が揃うと完成します。
2~Aまでの数字が3枚揃ったスリーカード+2枚揃ったワンペアです。
スリーカード・ワンペアのどちらも手札の中に持っている状態なので、フルハウスが完成すればより強い役を揃えられる可能性が高くなります。
フラッシュ

完成条件 | 揃う確率 |
---|---|
すべて同じスートで5枚揃っている | 0.2% |
ポーカーの役で5番目に強いフラッシュは、スートが「♠・♥・♣・◆」のいずれかで揃って完成します。
数字に条件はないのでバラバラで大丈夫です。
例えば「♥3・♥6・♥8・♥10・♥J」は同じスートが5枚揃っているのでフラッシュとなります。
また、手札が「♥8・♥9」・共通カードが「♥6・♥2・◆5」だとすると、あと1枚♥を出すことができればフラッシュの役が完成です。
上記の状態のことをフラッシュドローと言います。
ストレート

完成条件 | 揃う確率 |
---|---|
数字が5連続で揃っている | 0.39% |
ポーカーの役で6番目に強いストレートは、5枚の手札の数字が連続すれば完成です。
スートに条件はないので♥2枚・♣1枚・♠2枚のようにバラバラで構成されていても問題ありません。
通常のポーカーのルールで最も強い連続する数字の組み合わせは「10・J・Q・K・A」です。反対に最も弱い数字の句合は「A・2・3・4・5」となります。
同じストレート同士の対決になった場合は、数字の強さで勝敗をつけます。
「Q・K・A・2・3」のようにAを挟んだストレートは成立しません。
スリーカード

完成条件 | 揃う確率 |
---|---|
3枚が同じ数字で揃っている | 2.1% |
ポーカーの役で7番目に強いスリーカードは、5枚の手札で同じ数字が3枚揃えば完成です。
海外のポーカーではスリーカードではなく、スリー・オブ・ア・カインドと呼ばれます。
同じ数字が3枚という簡単な条件で完成する役なので、ポーカーでの出現率は高いです。スリーカードよりも強い役が揃っている場合は、強い役が優先されます。
ツーペア

完成条件 | 揃う確率 |
---|---|
同じ数字のペアが2組できている | 4.8% |
ポーカーの役で8番目に強いツーペアは、同じ数字2枚の組み合わせが2組できれば完成です。
ツーペアはポーカーでは完成することがかなり多く、ワンペアが完成した時に狙いやすい役でもあります。
ツーペア同士の場合は数字が強い方が勝ちとなりますが、同じ数字のツーペア同士だった場合はキッカーの数字の強さで勝敗を決めます。
キッカーとは手札の中の役に関係のないカードのことです。
フォーカード・スリーカード・ツーペア・ワンペア・ハイカードにキッカーが存在します。
ワンペア

完成条件 | 揃う確率 |
---|---|
同じ数字のペアが1組できている | 42% |
ポーカーの中で最も揃えやすいのがワンペアですが、弱い役とも言えます。
5枚の手札の中で2枚のカードの数字が揃っていればワンペアの完成です。最初に配られたカードで既にワンペアが完成していた時は、ポケットベアと言います。
ワンペアが成立していても、ツーペア・スリーカード・フォーカード・フルハウスなどの他の役の一部になれる場合は強い役が優先されます。
ワンペア同士の場合は数字の強い方が勝ち、同じ数字のワンペアの場合はキッカーで勝敗が決まります。
ハイカード

ポーカーの役が何も成立していない状態をハイカードと言います。
ハイカード同士の場合は、手札の数字の強さを見て勝敗を決めます。
ポーカーで最も弱い役がハイカードなので、「ハイカードになりそう」という状況になってしまったら、基本的にフォールドした方がいいでしょう。