ポーカーには楽しくプレイするための決まりごとがあります。
ゲームのルールを守ってプレイするのは当然のことですが、他にもマナーを守ってプレイをすることもトラブル回避のために意識しておくべきです。
マナーの中には説明はなく、暗黙の了解になっていることもあります。
今回はポーカーのマナーを解説するので、してはいけないことを把握してアミューズメントカジノで恥をかくことがないように覚えておきましょう。
ポーカーの参加マナー
まずはポーカーの参加マナーについて見ていきましょう。
プレイヤー同士でトラブルになるのを避けるためにも、自分がされたら嫌なことはしない・ルールを破ってプレイしないなどは当たり前です。
まずは参加マナーを4つご紹介します。
プレイに文句を言ったり批判をする
ポーカーにはたくさんの戦略があり、プレイヤーによって戦い方は違います。
ひとりひとりに自分で情報を集めたり多くの経験を積んで確立したプレイスタイルがあるので、他人がとやかく言うのは筋違いとしか言いようがありません。
- そのプレイスタイルはおかしいと批判する
- 今のはずるいのではないかと文句をつける
- ポットを取った相手に暴言を吐く
上記のように文句を言ったり、批判をするのはマナー違反です。
どんな根拠があってのプレイスタイルなのか・何を考えて今のアクションを選んだのかなんて分からないのに、一方的に批判しないようにしましょう。
アミューズメントカジノでは文句を言ったり批判をする人を出禁にする場合もあります。
自分のプレイをひけらかす
ポーカーでは自分のプレイをひけらかすのはマナー違反です。
たとえ自慢するように話しているのではなく解説をしているだけでも、チップを失ったプレイヤーからすると必要のない行為でしかありません。
相手に不快な思いをさせる可能性が高いです。
ポーカーをプレイする時は、敵であっても必ず他のプレイヤーを尊重することを忘れないで下さい。
ゲームを遅延させる
ポーカーのプレイヤーはゲームを楽しむために集まっています。
せっかく同じ趣味を持つ者同士で集まって楽しいひと時を過ごしているのに、プレイ中にスマホを触る・電話に出るなどでゲームを遅延させるのはマナー違反です。
最近はGTO戦略を簡単に検索できるサイトやアプリが開発されています。
よって、プレイ中スマホを触っていると戦略を見ながら戦っている・ゲームの解析をしていると思われる可能性もあるのです。
Show one Show allを守る
ポーカーの有名なマナーのひとつがShow one Show allです。
プレイヤーのうち1人に持っているカードを見せた・見られてしまった時は、そのカードを参加しているすべてのプレイヤーに見せます。
もちろんわざとではなく、うっかり見られてしまった場合にも適応されるマナーです。
1人のプレイヤーだけが見てしまった情報を持っている状態は、他のプレイヤーとの公平性が保てているとは言えなくなってしまいます。
自分のハンドを言うのも公平性が崩れるのでマナー違反です。
ポーカーのベットマナー
次はポーカーのベットに関するマナーです。
ベットとはチップを賭けること。ゲームに参加するなら絶対にベッティングラウンドがあるので、絶対に知っておいて欲しいマナーとなります。
覚えておきたいポーカーのベットマナーは4つです。
ストリングベットしない
ストリングベットとはチップを少しずつ出すことです。
100チップ2枚を出す |
100チップを3枚出す |
500チップを2回に分けて出した |
上記のようにワンアクションでチップを出さないことで、他のプレイヤーの反応を見ながらベット額を決められるというメリットがある行為です。
もちろん、コールやレイズで先にベット額を発声で宣言していた場合は問題ありません。
ストリングベットをするとコール扱いにするルールが多いですが、最初にベットしたチップのみ有効など独自のルールになっている場合もあるので事前の確認が必要です。
コール:前のプレイヤーが賭けたチップと同額を賭ける
レイズ:前のプレイヤーが賭けたチップに上乗せで賭ける
無言でワンチップドロップしない
ワンチップドロップは1枚だけチップを出すことです。
たとえ高額チップをベットしていたとしても、無発声だった場合はコール扱いになります。
基本的にポーカーではアクションより発声が優先です。
ほとんどのアミューズメントカジノで発声優先と決められているので、マナーというよりもルールとして覚えておいた方がいいでしょう。
スタックの置き方に気をつける
スタックとは持ち点数(チップ)のことです。
ポーカーの公式ルールでは同じ額のチップは20枚積みにすることが決められています。高額チップはプレイヤー全員の見える範囲に置いて下さい。
スタックの置き方のマナーは以下の3点です。
- 全プレイヤーがチップを確認できる位置に置く
- 最大額のチップを上に置く
- チップは区別して並べる
持ち点を分からないようにするために、隠すように後ろに置くのはマナー違反です。
空き時間にチップを手で動かすチップシャッフルも、チップの総額が目視で判断しにくくなるのでしないで下さい。
お釣り目的のコールをしない
お釣り目的のコールもマナー違反です。
【525に対して1025でコール】
500のお釣りが目的
上記のようにベット額以上のチップを出すと、レイズと勘違いをするなど他のプレイヤーを混乱させます。
ぴったりチップを出せない時は発声を使って対応します。
例えば750ドルをベットしたい時に、1000ドルチップを出しながら750と発声していれば、750ドルをベットすることができます。
チップを両替してくれるプレイヤーがいることもあるようです。
また、全てのプレイヤーがアクションした後に、お釣りが出しやすいようにするために細かいチップをの出すのは問題ありません。
ポーカーのアクションのマナー
最後はポーカーのアクションについてのマナーです。
起こしたアクションひとつで他のプレイヤーを不快にさせたり、雰囲気を悪くしてしまう可能性があるので十分に気をつけて下さい。
スローロールしない
ショーダウンの時に勝っていると分かっているのに、ゆっくりとハンドを開くことをスローロールと言います。
他のプレイヤーにとってかなり失礼に当たるマナー違反です。
海外のカジノ界ではスローロールは相手を侮辱する行為だと言われていて、場の雰囲気が一瞬にして変わるほどのマナー違反となります。ハンドはすぐに公開して下さい。
また、その時点で確実に1番強いハンドを持っているのに、過度にアクションに悩むのもスローロールに該当する可能性があります。
シチュエーションにもよるので、上記の場合は状況判断です。
高く投げるマックはNG
ポーカーの公式ルールでも高く投げるマックは禁止されています。
マックとはショーダウンで負けが決まった時に、手札を見せずにゲームを終了することです。
フォールドをした時でも高く投げてディーラーに渡すことはせずに、必ず見えないように伏せたまま滑らせて渡すようにして下さい。
本来なら手札を見せずに終わるはずが、高く投げるとカードが見えてしまう可能性があります。他のプレイヤーの公平性が崩れる行動です。
カウント要求のタイミングに注意
ポーカーのプレイ中にオールインの額が知りたいタイミングがあるでしょう。
そんな時はいつでもカウント要求ができるのではなく、自分のアクションの順番が回ってきた時にカウント要求をするのがマナーです。
他のプレイヤーのアクションを邪魔してはいけません。
- Aさんはコールをするつもりだった
- 1つ後ろのポジションのBさんがカウント要求をした
- AさんはBさんがコールをすると思いフォールド
このように他のプレイヤーの判断を狂わせてしまう可能性があるからです。
カウント要求は必ず自分のアクションの順番の時に行うと覚えておいて下さい。
ハウスルールにも気をつけよう
アミューズメントカジノではハウスルールにも気をつけましょう。
ハウスルールとはその店独自のルールやガイドラインのことです。設定されている場合は公式サイトに書かれていたり、入店時に説明があります。
バイイン | ゲームに参加するために必要な金額の設定。 |
リバイ | プレイ中にチップを再購入して補充することは認められているか。 |
ブラインドストラクチャー | テーブルごとに決められている種目・参加費・最低賭け額 必要チップ数の組み合わせのこと。 |
公式用語 | ベット・レイズ・コールなど使える公式用語が決まっている場合がある。 |
ドレスコード | 日本では基本的にドレスコードはありません。 海外のカジノではフォーマルが求められています。 |
アミューズメントカジノ店が求めているマナーも守らなければいけません。
バイインは設定されている場合もあれば、スポンサーなどがついていることを理由に不要となっている場合もあります。リバイも制限・無制限があるので確認が必要です。
ハウスルールでは使える公式用語が決まっている場合があります。
決められた公式用語以外のワードを使った場合の対応は、ディーラーの判断に委ねられていることが多いです。
ポーカーのマナーのまとめ
今回はポーカーのマナーについてご紹介しました。
ポーカーには色々なマナーがあり混乱しそうですが、基本的なマナーをしっかり守ってプレイすればトラブルになることはまずありません。
特に自分が不利になるマナー違反をしないように心がけてゲームに参加して下さい。
ポーカーは複数のプレイヤーでプレイするゲームです。プレイヤー全員が不快な思いをせずに、純粋にポーカーが楽しめるようにマナーを徹底しましょう。