ポーカーの歴史は？面白さや最大の魅力もご紹介します

世界三大カードゲームのひとつであるポーカー。

ドローポーカーやセブンカードスタッドなどポーカーには色々な種類がありますが、初心者にも分かりやすく勝てるチャンスがあるゲームとして人気を博しています。

そんなカジノゲームの代表的なポーカーの歴史は実は謎が多いです。

今回はポーカーの歴史と面白さ・魅力についてご紹介します。

ポーカーの誕生には諸説あり！

ポーカーの誕生については諸説あり、断言することができません。

まず1つ目の誕生話は16世紀ルネッサンス時代に、フランスの「ポーク」というゲームからポーカーが誕生したという説です。

ただ、ポークがポーカーの祖先という説はゲーム学者デイビット・パーレットによって、年代の辻褄が合っていないため違うのではないかと否定されています。

2つ目の誕生話は同じくルネッサンス時代にプリメロとブルランから誕生したという説です。

はっきりとポーカーの誕生について記した文献が残っている訳でもないので、いつどのようにして誕生したのかという歴史を正確に知るのは難しいでしょう。

ただ、1829年にニューオリンズでポーカーゲームが行われたことははっきり記されているので、1800年代にはすでにポーカーはあったということです。

ポーカーが辿った歴史は？

ポーカーの誕生については諸説ありますが、16世紀にイランで誕生した説が有力なようです。

誕生したばかりの頃はアーセンという名のゲームで軍隊やペルシャ商人達の娯楽となっていました。

アーセンの時のポーカーは今のポーカーのルールとは異なります。

使用するカード	20枚
カードの種類	エース・キング・クイーン・ジャック・10
人数	4人

上記の20枚のカードを使い、勝利するには最も高いハンド(役)を作らなければいけません。

1829年にイギリスの俳優ジョセフ・クロウェルが、ニューオリンズで実施されたポーカーの大会について記していて、4人で対戦したこともはっきり分かっています。

その後、1843年に出版された文献によって、ポーカーがニューオリンズからミシシッピ川を渡り人々にギャンブルとして広まったとされています。

アメリカで爆発的に広まる

1861年～1865年の南北戦争時代や1890年頃までの西部開拓時代にもポーカーは人気がありました。

南北戦争時代のポーカーは誕生したばかりの頃の20枚のカードを使用するというルールが変更され、以下のルールで人々の間で親しまれていたようです。

使用するカード	52枚
カードの種類	エース・キング・クイーン・ジャック・2～10
人数	4人

この頃はまだ、ストレート・フラッシュなどはなかったと言われています。

そして1800年代では次々と新しいポーカーのルールが誕生したことで、現在のポーカーのルールも生まれたのです。

アメリカでは1970年頃にポーカーが爆発的に広まったとされていますが、火付け役には3つの説があり、どちらが真実なのかは分かりません。

どちらにせよ、ニューオリンズの時よりも世の中に浸透したのは間違いありません。

アメリカで広まってからすぐにポーカーは変化を始め、1900年までの19世紀の間に100種類を超えるルールが誕生したと言われています。

ギャンブル性の確立

19世紀になると種類が増えたポーカーはギャンブル性を確立していました。

長い歴史と共にルールに様々なバリエーションができ、同時にギャンブル性を確立してカジノで愛されるカードゲームになったのです。

一部のルールではワイルドカードが導入されていました。

みなさんご存知ジョーカーのカードです。ワイルドカードは数字やマークに制限されずにどんなカードとしても使える万能なカードです。

この頃には現在のポーカーの土台ができあがっていたことになります。

また、ギャンブル性が確立されたことで、高額キャッシュ・トーナメントなどが急増しました。

ポーカーには諸説あるポイントが多々あり謎も多いですが、様々な歴史の中で世界的に愛されるカードゲームとして成長してきたのです。

オンラインポーカーの歴史

オンラインポーカーはカジノに行かなくても、オンライン上で参加できるゲームです。

インターネットが必要なので100年以上の歴史があるポーカーでも、オンラインポーカーが普及したのは1990年代の後半頃でした。

オンラインで実際にお金を賭けてポーカーゲームが楽しめるので、全世界のポーカー愛好家達に与えた衝撃はとてもすごかったと言われています。

1998年にサービスが開始された「Planet Poker」「PartyPoker」が有名です。

オンラインポーカーのトーナメント開始はとても迅速でした。

マルチタイムテーブルはプレイヤーが複数のゲームに同時に参加できる機能のことです。

誕生から人々に広まった時のように長い歴史を刻みながら発展したのではなく、オンラインポーカーは誕生と共に一気に発展したと言えます。

オンラインポーカーにはトラブルの歴史もある

オンラインポーカーにはトラブルの歴史もあります。

2011年4月にFull Tilt Poker・PokerStars・Absolute Pokerというオンラインカジノで発生した「ブラックフライデー事件」です。

プレイヤー達は突如、資金を出金することができなくなりました。

詐欺行為を行っていたにも関わらず、アメリカ国外のプレイヤーに対してサービス提供を継続していたことからFBIとアメリカ司法省が行動を起こします。

2011年4月15日のブラックフライデーに違法ギャンブルとして告訴したのです。

日本人の中にも実際に上記3社でオンラインポーカーをプレイしていた人もいたので、ログインをするとFBIの文字が表示されて驚いたと話していました。

告訴された後は買収などがあり時間はかかりましたが、順番に返金に応じて対応したようです。

日本のポーカーの歴史と現在

日本でもギャンブルは長い歴史の中で確認されています。

689年に持統天皇がギャンブルの禁止令を出していたり、江戸時代に賭け事が流行していたことも有名です。江戸時代はポーカーではなく、丁半博打が主流でした。

日本にポーカーが伝わってきたのは、19世紀の終わりから20世紀にかけてと言われています。

当時の日本には外国人が住んでいるエリアでカジノが運営されており、カジノでポーカーが紹介され人気になったそうです。

ただ、第二次世界大戦が始まると賭け事が禁止されたため、ポーカーもできなくなりました。

そして沈黙期間を破り1990年代に入ってから再びポーカーは息を吹き返し、今現在の日本でもオンラインポーカー・ポーカールームが利用され続けています。

現在の日本のポーカーは変化している

日本のポーカーと言えばドローポーカーです。

クローズドポーカーとも呼ばれているポーカーゲームの種類で、自分の持っているカードは最後まで相手には見せないという特徴があります。

ドローポーカーにも複数のルールがありますが、主流はファイブカードドローでしょう。

カードを交換して5枚のカードでポーカーの役を作るゲームです。

かなりシンプルなルールなのでポーカー初心者でも遊びやすいのですが、交換によってあっさり役が揃うこともあるため、駆け引きのスリルが弱いことがデメリットになっていました。

そこで最近日本で流行しているのがテキサスホールデムポーカーです。

ワクワク・ドキドキのスリルが味わえるのがテキサスホールデムポーカーです。

ギャンブル特有の運だけではなく、相手の手札や攻略法を予想してこちらからブラフを使うなどして攻略するため、頭脳戦でもあります。

経験豊富でスキルの高いプレイヤーはブラフを多様して勝負するほどです。

テキサスホールデムポーカーは日本国内でもトーナメントが開催されるほど人気が急上昇し、日本の主流のポーカーと呼べる存在になってきています。

日本のポーカーの人口は？

2024年現在、日本のポーカー店は400店を超えました。

確実な人数の把握は難しいですが、日本だけでもポーカーの人口はすでに100万人を突破していると言われています。

2030年に開業予定の大阪カジノIRの影響もあり、現在の10倍以上は市場が拡大するとの予想です。

【大阪カジノIRとは】
カジノの他にもホテルやショッピングセンター・国際会議場などの様々な施設を複合させた総合型リゾート施設のことです。

すでに韓国ではアミューズメントポーカー店は5000店を超えています。

今後日本も同じようにポーカー市場の爆発的な拡大が予想されているので、今よりもさらなる成長が期待できると言えるでしょう。

ポーカーは長い歴史があるカードゲーム

ご紹介したようにポーカーには長い歴史があります。

数え切れないほどのルールがあるポーカーですがどれもシンプルなルールで、カードを使って役を揃えて勝利するというポイントは変わりません。

簡単なのに緊張感・興奮・スリルなどが味わえるので、世界中で愛され続けているのでしょう。

歴史を超えて私達を魅了するポーカーで、ぜひ一度運と頭脳を試してみて下さい。