IR大阪のカジノ施設はどうなった?プレイヤーへのメリットは?

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日本初のIRとして大阪IRの開業が予定されており、世間では大きな話題となりました。

日本では金銭を賭けて勝負をすると賭博罪にあたるため、海外のカジノのように本格的なギャンブルができないのが現状です。そんな状況を打開してくれると期待が寄せられているのが大阪IR。

合法的にカジノで遊べる施設ですが、大阪IRのカジノ施設計画は現在どうなっているのでしょうか。

今回は大阪IRのカジノ施設開業計画の進行状況や今後の見通し、そして大阪IRが開業した場合にカジノプレイヤーへのメリットがあるのかなどを解説します。

IRとは何なのか?については以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にして下さい。

目次

大阪IRの建設地「夢洲」とアクセス

大阪IRの建設地「夢洲」とアクセス

大阪IRは大阪府の夢洲(ゆめしま)に建設される予定です。

夢洲は大阪ベイエリアにあり、大阪市の西側に位置します。IRの建設予定地としてもそうですが、2025年に開催される万博博覧会の会場となる場所として有名です。

住所大阪府大阪市此花区夢洲中1丁目
最寄り駅大阪メトロ中央線「夢洲駅」

遠方から大阪IRを目指す人は、新大阪から御堂筋線に乗り換え、さらに大阪メトロ中央線に乗り換えが必要です。

交通機関を利用した場合は、新大阪から夢洲駅まで行くことになります。乗り換えも考えると20分~30分程度で大阪IRにたどり着けるでしょう。

夢洲駅は万博博覧会の開催に合わせて、コスモスクエア駅から海底を利用して延伸された駅です。

コスモスクエア駅から夢洲駅までは3.2kmの距離で、海底を進むため途中に駅はありません。
大阪IRへのアクセスに利用する夢洲駅では近代的な駅の雰囲気を楽しむこともできます。

関西国際空港からのアクセスも同じように乗り換えがあり、スムーズにいけば1時間弱で到着できます。

関西空港線で天王寺駅まで行き大阪環状線に乗り換え弁天町駅へ、そして大阪メトロ中央線に乗り換え夢洲駅を目指すルートです。

万博博覧会の開催により、大阪IR開業前にアクセスはしっかり確保されています。

工事に携わるゼネコンと工事計画

大阪IRの建設地は人工島であり埋立地であることから、建設には高い技術力を必要としています。

安全に建設工事を進めるために、携わるゼネコンは確かな技術力がある大手に依頼し行われることとなりました。

  • 大林組
  • 竹中工務店
  • 大成建設

みなさんが一度は聞いたことがある、CMを見たことがある大手ゼネコンばかりです。

上記3社は2023年12月に既に液状化対策工事を始めています。2027年までに土壌汚染対策工事や地中障害物撤去などの工事が完了する予定です。

大阪IRの工事は以下のようにスケジュールが組まれています。

日付内容
2023年12月4日液状化対策工事開始
2024年10月15日準備工事開始
2025年春頃IR施設の建設開始予定
2030年秋頃IR大阪開業予定

2025年1月現在、まもなくIR施設の建設工事が開始される段階まで進んでいます。

そして開業予定は2030年なので、完成するまであと5年は待たなければいけません。大規模な工事なので、時間がかかるのも仕方ないですね。

カジノテーブルとマシンの設置台数

大阪IRではカジノテーブルとマシンの設置台数を以下の通りに発表しています。

カジノテーブル470台
電子賭博機6400台

ブラックジャックやポーカーなどがプレイできるカジノテーブルは470台。

驚きの数字になっているのがスロットマシンなどの電子賭博機の台数です。6700台は他国のIRのカジノの設置台数よりもかなり多い数字になっています。

テーブル電子賭博機
大阪IR470台6400台
マリーナベイサンズ600台2300台~2500台
リゾートワールドセントーサ550台2400台~2500台
ベネチアンマカオ630台1120台
ベラージオラスベガス148台1415台
アンコールボストンハーバー185台2700台

国内外から多くの人が集まったとしても、十分に遊べる設置台数だと言えるでしょう。

2025年大阪IRの建設工事が中止される?

2024年の秋ごろに、大阪IRの建設工事が2025年は中止されるという話が上がってきました。

実は2025年に開催される「EXPO 2025大阪・関西万博」の開催が大きく関係しています。大阪IRの建設工事が行われている場所は、万博が開催される会場の隣なのです。

騒音や景観の悪化などの不安があるため、万博の国際機関が9月末までは大阪IRの工事の中断を求めました。

ただ、国際機関の要求を受け入れてしまうと工事が遅れるので開業も遅れてしまいます。さらに工事を中断することによって、IR事業者は100億円を超える負担を強いられる状況だったのです。

譲ることができない状態で話し合いを重ね、工事方法を変更することで万博期間中も工事ができることになりました。

  • 杭工事を2ヶ月延期して騒音がピークになる時期を万博終了後にした
  • 道路側に2メートルの高さの塀を設置した
  • 道路よりIRの施工基盤を最大7.6mまで切り下げた

万博に悪影響を与えずに工事を続ける方法を考案したのです。

問題は解決したので、2025年に大阪IRの建設工事が中止されることはありません。ただ、2029年の開業予定は2030年の開業予定に変更されました。

完成まではあと5年ありますが、完成を楽しみにゲームの腕を磨いて待つことにしましょう。

大阪IRにカジノができるメリットは?

大阪IRにカジノができるメリットは?

大阪IRにカジノ施設ができると日本には多くのメリットがあります。

  • IRエリア内や周辺での消費が拡大する
  • 収入が増える
  • 消費の増加により雇用が拡大する

海外からの観光客や日本居住者による消費の増加によって、各事業者の売上が増加し、国の税収も増加することで経済が潤うことが最大のメリットです。

ただ、私達が気になるのはプレイヤーにとってのメリットですよね。

もちろん、プレイヤーにとっても大阪IRでのカジノ開業にはたくさんのメリットがあるのでご紹介します。

合法的に金銭を賭けたゲームができる

現在、日本の法律では海外のように金銭を賭けたゲームは賭博罪が適応されます。

サービスを提供した側もゲームを利用したプレイヤーも処罰の対象です。禁止されているので、合法でカジノを楽しむ方法はありません。

でも、大阪IRのエリア内のカジノなら、合法的に金銭を賭けたゲームが可能です。

  • 換金ができる
  • 景品や賞品との交換ができる

換金だけでなく、景品などとの交換もできるようになっています。

アミューズメントカジノやカジノゲームでは物足りなかったプレイヤーにとっては、リアルなカジノのスタイルで遊べるようになるのは大きなメリットです。

日本国内のアミューズメントカジノの換金・賞品交換については以下の記事で詳しく解説しています。

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大きなトーナメントの開催が期待される

まだ大阪IRは開業前なのでトーナメントの情報はありません。

ただ、何度もお伝えしている通り金銭を賭けたゲームができるので、ポーカーなどの大きなトーナメントやイベントの開催も期待できるでしょう。

賞金が設定されたトーナメント・イベントへ参加したいプレイヤーにとってはメリットになります。

現在も絶対に参加できない訳ではありませんが、海外のカジノへ出向いて参加する必要があるため、旅費・宿泊費・参加費などの負担が大きいことがデメリットです。

国内にいながら参加ができるようになれば、大きなコストカットになります。

カジノの利益が自由に使える

当たり前のことですが、大阪IRのカジノで得た利益は自由に使えます。

生活費の足しにすることもできれば、旅行などの娯楽に使うことも可能です。また、奨学金や車のローンなどが残っている場合は、返済に当てることもできるのです。

簡単な話ではありませんが、カジノの利益で生計を立てることもできます。

実際にプロプレイヤーとして活躍している人もたくさんいますからね。もちろん、生活できるほどの賞金を稼いでいる人は一握りです。

莫大な賞金稼ぎは現実的ではないですが、ちょっとした額の返済や娯楽の費用が稼げる可能性はあります。

大阪IRのカジノにはデメリットもある

大阪IRのカジノにおけるデメリット

大阪IRのカジノが開業すればメリットもありますが、デメリットもあります。

合法的にカジノで遊べるという情報だけで飛びつくのではなく、どんなデメリットがあるのか・デメリット対策がしっかり自分でできるのかを一度考えてみて下さい。

  • ギャンブル依存症のリスクがある
  • 税金の支払いが増える可能性がある

ギャンブル依存症のリスクと税金の支払いはとても重要なポイントです。

人生が一変するリスクや後から後悔するリスクがかなり高いので、IRの利用を考えているのであればどう対策をしていくのか計画を立てておきましょう。

ギャンブル依存症のリスク

大阪IRのカジノの開業で懸念されているのがギャンブル依存症です。

アミューズメントカジノやカジノゲームとは違い金銭を賭けてゲームをするので、のめり込みすぎてギャンブル依存症に陥ってしまう人も出てくるでしょう。

  • 負けが続いて勝つまでゲームをやめられない
  • ゲームがプレイできないとイライラする
  • 資金がなくなっても借金をしてまでゲームを続けてしまう
  • 生活費など必要なお金にまで手を出してしまう

上記のような症状が出てしまうと、すでにギャンブル依存症です。

大阪IRが開業したと同時にギャンブル依存症が増えては元も子もないので、カジノの開業については事前に依存症防止の対策が取られています。

  • 当面は全国に3ヶ所までしかIRは開業しない
  • 日本人は週3日、28日間に10回までの入場制限
  • 本人確認の徹底
  • 入場料6,000円の徴収
  • 家族やスタッフによる利用制限措置
  • ATMを設置しない
  • クレジットカードの利用禁止

誰でも自由にIRのカジノを利用できないようにしてあるのです。

他にもギャンブル依存症の疑いがある場合の相談施設や治療施設との連携、専門の相談員の育成などもしっかり準備される計画になっています。

もちろん自分自身でものめり込みすぎないように、計画的に利用しなければいけません。

IRカジノのギャンブル依存症対策については以下の記事で詳しく解説しています。

税金の支払いが増える可能性がある

大阪IRでは海外観光客のカジノ所得は非課税となっています。

ただ、日本に住んでいる利用者に対してはしっかりと課税されるので、利益が出れば出るほど支払う税金が多くなるというデメリットがあり要注意です。

  • 日本人の場合は一時所得とみなされる
  • 年間50万円以上の利益が出ると課税対象

年間50万円以上の利益にも関わらず納税をしなかった場合は、追徴税の対象になってしまいます。

カジノの利益を次々とゲームに注ぎ込んだり、給与を貯金もせずにカジノに使ってしまった場合は、税金の支払いに困ることになるでしょう。

海外観光客が非課税なので不平等に見えますが、マカオやシンガポールも同様のシステムが導入されています。

せっかく大阪IRを開業したのに観光客も課税対象だからと利用者が少ない状況になっては意味がないので、課税対象は日本居住者のみとなっているのです。

大阪IRの開業は令和12年の秋頃を予定

大阪IRは令和12年(2030年)の秋頃の開業を予定しています。

2024年9月5日まではIR運営事業者は違約金なしで事業から撤退できる解除権を持っていましたが、9月6日に放棄したため大阪IRの実現はほぼ確実となりました。

万博博覧会の開催により当初の予定より少し遅れますが、開業の準備は現在も進められています。

日本で初めてのカジノを含む複合型リゾート施設の完成を心待ちにする人は多いですが、初の試みなので完成までの間にまた何か問題が発生する可能性もあるのが不安点です。

大阪IRの途中経過の情報もチェックしながら、2030年の開業を待ちましょう。

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この記事を書いた人

アドオンAYUMI たらればポーカー公式ライター

アミューズメントポーカー歴1年目の駆け出し。コーリングステーションを脱しきれていないのが最近の悩み。心理とハンドを読めるように特訓中です!

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