ポーカーにおけるカウンティングの有効性 | 効果的な状況や具体的なやり方を解説
一般にカードカウンティングとは、場に出たカードを記憶してデッキの残りカードの偏りを推測する方法のことを指します。
本記事では、ポーカーにおいて「カウンティングは有効なのかどうか」「カウンティングが効果的な状況とはなにか」「カウンティングの方法」について詳しく解説します。
また、カードカウンティングが有効な他のカジノゲームについても紹介します。
カードカウンティングのコツを学んで、ポーカーでの実践に役立てましょう。
最後に、ポーカーが遊べるおすすめオンラインカジノについても記事の下部で紹介しています。
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ポーカーにおけるカウンティングとは?
カジノゲーム、特にトランプを使うギャンブルでは、カードカウンティングが有効だと広く知られています。
特に、ブラックジャックにおいてはカードカウンティングが非常に効果的で、還元率が100%を超える場面を作り出せることが知られています。
このような側面から、ブラックジャックのカウンティングはランドカジノでも禁止されており、バレると出禁になってしまうリスクがあります。
それほどまでにカウンティングが効果的で強力なのです。
本記事では、カードカウンティングがポーカーでも有効なのか、そしてどのようにカウンティングしたらよいのかについて解説します。
ブラックジャックと同様に、ポーカーでカウンティングをしたら勝率は上がるのでしょうか?カウンティングの方法とともに順番に解説します。
ポーカーでカウンティングが有効である理由を解説
ブラックジャックとポーカーで違うのは、一回のゲームごとにデッキがシャッフルされることです。
しかし、標準的なブラックジャックでは8デッキを使いますが、ポーカーでは1デッキ52枚を利用します。
そのため、カードが1枚抜かれたときの影響が相対的に大きいわけです。
テキサスホールデムポーカーでは、フロップだとコミュニティに3枚・ハンドに2枚と合計5枚のカード情報が見えます。
1デッキは52枚ですので、52 – 5 = 47枚のカードが残っています。
47枚のカードから特定のカードやスートを引ける確率はある程度は簡単に求められるわけです。
これをカウンティングと称してよいのかはわかりませんが、ポーカーでも場に出たカードの情報から次に引けるカードの確率を計算できます。
その確率を利用して、アクションの戦略を決定するのに利用します。
ポーカーでカウンティングを効果的に使うには確率の理解が必要
では、実際にポーカーでカウンティングを使うにはどのような知識が必要なのでしょうか。
ポーカーにおいてカードカウンティングをする場合、まずは自分のハンドでできる役の可能性を正しく把握するのが非常に重要です。
自分のハンドを強くしたり、役を成立させるカードが、残りのデッキの中でどれだけあるのかを知る必要があるからです。
デッキ内の該当カードの残り枚数から勝率を計算し、アクションの選択に利用するのがカードカウンティングです。
ポーカーでカウンティングをする際の計算方法
さて、ポーカーでカウンティングをする際はどのような計算方法を用いればよいのでしょうか。
基本的な確率の計算方法について簡単に紹介します。
確率を計算するうえで「アウツ」と呼ばれる概念が重要です。ポーカーでは「アウツ」とは、役を完成できるカードのことを指します。
例えば、ハンドが7♡, 8♡, フロップが 6♡, T♡, A♤とします。
この場合、ストレートフラッシュのアウツは1枚、フラッシュのアウツは9枚、ストレートのアウツは4枚となるわけです。
アウツの枚数が多ければ多いほど役を完成させる確率が高くなり、有利だとわかります。
フロップの場合、残りデッキ枚数は47枚ですから、47枚のうちの何枚がアウツであるかを考えて戦略を決定します。
ポーカーでカウンティングする際のポイント・注意点
ポーカーのカウンティングにおいて、アウツの枚数が重要であることを解説しました。
ここからはポーカーのカウンティングにおいて重要なポイントと注意点を解説します。
特に確率の計算において「2倍・4倍の法則」が最重要です。
これを理解して、実践に利用しましょう。
ポイント①:2倍・4倍の法則を使ってカードが出る確率を計算しよう
ポーカーのカウンティングにおいて「2倍・4倍の法則」とは、だいたいの確率を計算する際に使う法則です。
ターンの場合、アウツの枚数に2倍、フロップの場合は4倍をかけることによってだいたいのドロー確率を求められます。
この場合、ストレートフラッシュのアウツは1枚、フラッシュのアウツは9枚、ストレートのアウツは4枚です。
「2倍・4倍の法則」を使うと、それぞれの確率を大雑把に求めることができます。
現在はフロップですので、リバーまでにストレートフラッシュが完成する確率はこの場合、約4%となります。
フラッシュは約36%, ストレートは約16%です。
アウツの枚数さえ把握しておけば、それにフロップ4倍・ターン2倍をかけるだけでだいたいの確率が求められるわけです。
以上がポーカーにおいてカウンティングが重要である理由の一つです。
ポーカーの役の強さ・出現率を知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
ポイント②:カードを記憶して計算できることが大前提かつ練習が必須
ポーカーのカウンティングでは、場に出ているカードを記憶しておく能力が必要です。
コミュニティカードは場に見えているため、いつでも確認できますが、実際のプレイ(特にオンラインポーカー)だと制限時間があり、計算も早くしないとフォールドになってしまいます。
さらに、アウツの枚数や確率を計算したあとに実際のアクションに繋げなければなりません。
確率を算出した後に期待値を計算し、ベットサイズを決定する一連の動作を早く行うためには練習が必須です。
ポーカーのカウンティングにより確率を計算することは強力な戦略ですが、実践のレベルに落とし込むには相当な訓練が必要でしょう。
注意点①:相手のハンド状況も考えることが必要
また、カウンティングを使う際には自分のハンドだけを計算していれば良いというわけではありません。
当然、相手のハンドの強さや役についても推定すべきです。
相手のハンドレンジをだいたい推測したうえで、代表的なハンドを想定し、それに対して期待値計算をしてアクションに繋げます。
このように、ただカウンティングすればいいというわけではなく、相手のハンドレンジの推定と期待値計算まで瞬時に行う必要があります。
注意点②:オンラインカジノのポーカーでは使えない
もう一つの注意点として、オンラインカジノのポーカーは別ルールであることを把握しておかなければなりません。
オンラインカジノポーカーは通常の対人ポーカーとは違い、ディーラーとの勝負です。
相手プレイヤーもおらず、場のカードのオープンされる枚数も少ないため、対人ポーカーよりもカードの情報が少ないのです。
そのため、カウンティングはできなくはないですが、効果は小さいと判断できます。
カウンティングが使える他のカジノゲーム
これまで、ポーカーにおけるカウンティングの効果と確率の計算方法について解説しました。
オンラインカジノには、ポーカー以外にもカウンティングが利用できるゲームがあります。
ブラックジャック・バカラについてどのようにカウンティングが働くのかについて簡単に紹介します。
ブラックジャックにおけるカウンティング
ブラックジャックのカードカウンティングを簡単に説明すると、場に出たカードの情報からデッキの残りのカードの偏りを推測する方法です。
具体的には、場に出たカードに+1, -1などの点数をつけることで、プレイヤーに有利な状況かどうかを教えてくれるシステムのことを指します。
カウントの数値が高いときにベットすれば、RTPが100%を超えるということが数学的にも証明されており、カードカウンティングは「ブラックジャックの必勝法」として広く知られています。
ブラックジャックのカウンティングについて知りたい方はこちらに詳しく記載しておりますので参考にしてみてください。
バカラにおけるカウンティング
ブラックジャックでカウンティングは有効ですが、バカラについてはどうなのでしょうか。
実は、結論から言うとバカラでカウンティングをしてもほとんど効果がありません。
理由を詳しく説明するのは数学の知識が必要なので省略しますが、簡単にいうとブラックジャックとは違い配当オッズに差がほとんどないからです。
また、ベットする側が有利になるようなアクションもないからです。
ブラックジャックではナチュラルブラックジャックだと配当が1.5倍になりますし、ダブルダウンやスプリットでさらに有利な状況が存在します。
一方、バカラでは何をしても配当オッズが約1:1ですので、ベットする側が有利な状況はありません。
以上がバカラでカウンティングの効果がない理由です。
ポーカーにおけるカウンティングまとめ
本記事では、ポーカーにおけるカウンティングの効果と「2倍・4倍の法則」を使った確率計算の方法まで解説しました。
ポーカーではカウンティング(場のカードから確率を計算しアクションに応用すること)は必須のスキルです。
ポーカーは他のカジノゲームと違い、知識やプレイヤースキルが勝敗に大きく影響します。
長期的に勝ち続けるためにも、戦略や定石を学んで他のプレイヤーよりも優位に立ちましょう。
当サイトでは、その他にもポーカーの攻略・解説記事をアップロードしており、今後も複数追加予定です。
ポーカー実践の参考になれば幸いです。