プレミアハンド(プレミアムハンド)早見表 | ポーカーのスターティングハンドランキングも紹介
ポーカーでは、スターティングハンドのランクが勝敗を大きく左右します。
しかしポーカーを始めたばかりだと、どのハンドが強いかよくわかりませんよね!
これからポーカーを上達させたいと考えている方は、ハンドランクを覚えることが重要です。
本記事ではポーカーのプレミアハンド(プレミアムハンド)と強いハンドをランク分けし、一目で勝率が分かる表を紹介します。
この記事を読めば、確実にポーカーで今より結果を残すことができます!
目次
ポーカーのプレミアハンドごとの勝率早見表
A | K | Q | J | T | 9 | 8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
A | AA | AKs | AQs | AJs | ATs | A9s | A8s | A7s | A6s | A5s | A4s | A3s | A2s |
K | AKo | KK | KQs | KJs | KTs | K9s | K8s | K7s | K6s | K5s | K4s | K3s | K2s |
Q | AQo | KQo | QJs | QTs | Q9s | Q8s | Q7s | Q6s | Q5s | K4s | K3s | K2s | |
J | AJo | KJo | JQo | JJ | JTs | J9s | J8s | J7s | J6s | J5s | J4s | J3s | J2s |
T | ATo | KTo | TQo | JTo | TT | T9s | T8s | T7s | T6s | T5s | T4s | T3s | T2s |
9 | A9o | K9o | 9Qo | J9o | T9o | 99 | 98s | 97s | 96s | 95s | 94s | 93s | 92s |
8 | A8o | K8o | 8Qo | J8o | T8o | 98o | 88 | 87s | 86s | 85s | 84s | 83s | 82s |
7 | A7o | K7o | 7Qo | J7o | T7o | 97o | 87o | 77 | 76s | 75s | 74s | 73s | 72s |
6 | A6o | K6o | 6Qo | J6o | T6o | 96o | 86o | 76o | 66 | 65s | 64s | 63s | 62s |
5 | A5o | K5o | 5Qo | J5o | T5o | 95o | 85o | 75o | 65o | 55 | 54s | 53s | 52s |
4 | A4o | K4o | 4Q0 | J4o | T4o | 94o | 84o | 74o | 64o | 54o | 44 | 43s | 42s |
3 | A3o | K3o | 3Qo | J3o | T3o | 93o | 83o | 73o | 63o | 53o | 43o | 33 | 32s |
2 | A2o | K2o | 2Qo | J2o | T2o | 92o | 82o | 72o | 62o | 52o | 42o | 32o | 22 |
赤色 | 勝率80%以上 |
橙色 | 勝率70%以上 |
黄色 | 勝率60%以上 |
白色 | 勝率60%以下 |
※sはスーテッド(手札が同じマーク)、oはオフスート(違うマーク)のことです。
ハンドの強さがわかる!スターティングハンドランキング
これから紹介するハンドランクはプリフロップ(3枚のボードが開かれる前の状態)での強さとなっているのでフロップ次第で、強さは変化します!
「じゃあランクが高くても関係ないじゃん」
と思うかもしれませんが、もちろんランクが高いハンドのほうが結果的な勝率は上なので安心してください!
ランクA1(プレミアハンド)
ランクA1のハンドは、ポーカープレイヤーの中で「プレミアハンド(プレミアムハンド)」と言われ、すべてのスターティングハンドの中で上位3%に位置しています。
基本的にはフロップを開く前にオールインをしても問題なく、これらのカードが配られたときは密かにテンションが上がります(笑)。
上記の中でもAAが一番強く、プリフロップ時点でのナッツ(現状一番強いハンド)となります。
しかし、プレミアハンドを過信してしまい、たくさんのチップを失ってしまわないように、プレミアハンドの扱いには十分気をつけましょう!
ランクA2
ランクA2のハンドは、プレミアムハンドの次に強く、基本的にはプリフロップでフォールドしません。
しかし、プリフロップでオールインできるほど強くはないので、フロップが開かれる前にオールインが飛んできた場合は基本フォールドします。
また、タイト(堅く打ってる人)なプレイヤーから、プリフロップで3bet(リレイズ)や4bet(リリレイズ)が帰ってきた場合もフォールドをするか考えます。
ランクA2のハンドはポーカーで非常に扱いにくいので、しっかりと練習を重ねて戦い方を学んでいきましょう。
ランクA3
ランクA3のハンドも十分戦える程度には強く、積極的にゲームに参加することができます。
しかしランクの高いハンドを相手が持っているとかなり勝率がさがってしまうので、相手の様子を警戒しながらプレイすることが求められます。
またランクA3のハンドは強いですが、どのハンドもフロップ次第で戦いづらくなってしまうので、ポジションによりますが基本的には3betを多用していきましょう!
ランクB1
ランクB1のカードも積極的にゲームに参加可能なハンドです。
KQoやAJo、KTsなどはプリフロップでレイズを意識し、T9s、89s、QTsなどはコールで参加していきましょう。
自分のポジションや、相手のプレイスタイルによってブラフで勝負もできます。
ランクB2
ランクB2のハンドになると、ランクAのハンドに対して勝率が悪くなります。
しかしランクB2のハンドの特徴は、ランクAのハンドに対してフラッシュやスレート、スリーカードで勝てる可能性あり。
プリフロップで多額のレイズをされた場合は諦めますが、安くフロップを見にいったり、プリフロップでブラフ気味のレイズをすることも出来ます。
ランクB2のハンドは3betされるとコールが難しくなるので、できるだけレイトポジション(プリフロップで後の方にアクションする)から参加してください。
ランクC1
ランクC1のハンドはできるだけ安く、そして多人数のポットに参加することを意識しましょう。
タイトなプレイヤーはフォールドし、ルーズなプレイヤーは参加するレベルの微妙なハンドです。
もちろん確率は低いですが、役がツモれば相手のAのペアや強い2ペアなどからたくさんチップを勝ち取れます。
しかし、KToやQTo、K9sは微妙なハンドなのでレイトポジションからならレイズ、前の人にレイズが入ってたらフォールドといったような戦い方がおすすめです。
ランクC2
ランクC2のハンドはランクC1と同様に、できるだけプリフロップでの参加費を抑えて多人数で戦っていきたいです。
しかし、人によっては「こういうハンドでは滅多に参加しない!」と決めている人もおり基本的には弱いとされています。
3betポットには絶対と言っていいほど参加は控え、自分からレイズするのもやめましょう。(戦略としてたまにレイズするのはOK)
ランク外のハンド
ポーカーのハンドランクを紹介してきましたが、もちろんすべてのハンドを紹介しているわけではありません。
「じゃあランク外のハンドはどうしたらいいの?」となりますよね。
結論から言うと、ランク外のハンドはとりあえず降りましょう。
ランダムなハンドで参加していると、相手から「また弱いハンドで参加してきてるな」と感づかれ、3betを多用されてしまい、フォールドに追い込まれてしまいます。
また、相手のレイズに対してコールで参加し、たまたまフロップでワンペアができたとしても、ハンドが弱いので相手のワンペアやキッカーの方が強い可能性が高いです。
そして、ワンペアがあるという理由で降りれず、結果的に相手にチップを取られるのでランダムなハンドで参加はするべきではありません。
自分の運に相当な自信がある方以外はランダムハンドで勝負することは避けましょう。
ポジションによって参加できるハンドは変わる
ある程度スターティングハンドのランクを覚えたら、次のステップに進みましょう。
上記で紹介しているのは、ポジションを考慮していないハンドランクです。
実際にポーカーをプレイする時は、BBやSB、BTNやUTGなどポジションが変化します。
ポジションによっては、ランクの高くないハンドでもゲームに参加したり、逆に高ランクのハンドでも降りるべき場面があるのです。
以下で、ポジションごとのハンドレンジを簡単に紹介します。
SB(スモールブラインド)
スモールブラインドでは、最初にブラインドとして0.5BBを支払っています。
そのため、他のプレイヤーより少額でオープンレイズ、コールが可能なためハンドレンジが広いのが特徴です。
基本的には、ポケットハンドは全てゲームに参加でき、スート・オフスートともに広い範囲で参加することができます。
スターティングハンドが高ランクならレイズ、低ランクならコールでフロップを見にいくなど、選択肢も広がります。
UTG(アンダーザガン)
UTGは最初にアクションをしなければならないポジションです。
後からアクションを起こすプレイヤーが多いため、ハンドレンジはかなり狭くなっています。
A2s以上は全て参加可能ですが、オフスーテッドはT以上の組み合わせが推奨です。
ポケットハンドも88以上で参加するのが目安となっています。
初心者の間は、プレミアハンド以外はフォールドを選択しても構わないでしょう。
MP(ミドルポジション)
UTGと同様に、後からアクションを起こすプレイヤーが多く控えているので、ハンドレンジはUTGとほとんど変わりません。
ポケットハンドのレンジが55以上推奨になりますが、初心者のうちはUTGと同じ立ち回りが良いでしょう。
CO(カットオフ)
COからハンドレンジが少し広くなります。
54s以上のスーテッドコネクター、ポケットハンドも33から参加できるため、戦略の幅がグッと増えるでしょう。
BTN(ボタン)
ポーカーで一番有利だと言われているポジションです。
プリフロップでは後ろにBB・SBしかおらず、ハンドレンジが大きく広がります。
ポケットハンドは22以上、オフスーテッドでも9以上の組み合わせで参加可能です。
相手のアクション次第ではフロップを見にいっても良いでしょう。
弱いハンドでの戦い方!
別の章でも触れていますが、ランクが低いハンドでは参加しないわけではなく、条件がいい時にだけ参加することでよりチップを稼げるようになります。
もちろん強いハンドで参加するのが好ましいですが、ランクの高いハンドは毎回来るわけではなく、配られるハンドのほとんどはランク外かランクが下のハンドが多いです。
弱いハンドをどう扱っていくかで相手のプレイヤーと差をつけられます。
では実際にどのような条件下で弱いハンドを扱っていけばいいのでしょうか。
ランクが低いハンドで参加する際の条件は以下をご参照ください。
- 自分がBTNやCOのポジションで前にレイズした人がいる場合➡コールで参加できます!
- プリフロップレイズした人に対し、2人以上のコールが入ったとき➡人が多いことにより、多額のポットを獲得できるチャンス!
- 自分がSBのポジションで自分まで全員フォールドで回ってきた場合➡レイズで参加できます
- レイズをしてきた相手がビッグスタック(たくさんチップを保有していること)で自分もそれと同じくらいチップを保有しているとき➡自分のハンドが強くなれば相手から全チップ取れるチャンス!
ハンド同士が戦った場合の勝率の違い!
ポーカーをプレイするうえで、自分のハンドの強さを図ることは、非常に大事な能力です。
その能力を付けるために、以下でプリフロップの時点でオールイン勝負になった場合の、ハンド同士の勝率を紹介します。
AAvsTJs
この勝負はかなりAAを持っている方がオイシいと思っている場面です。
事実、AAはランダムハンドに対して80%以上の勝率があります。
逆に言うと、TJsもランクA3の高ランクハンドですが、プレミアハンドへの勝率は20%しかありません。
高ランクのハンドを過信しすぎないように注意しましょう。
AKovs89s
この勝負はAKがかなり強く見えますが、実は圧倒的に強いというわけではなく、すこし有利というレベルです。
AKoの勝率は約58%、89sの勝率は約42%という結果になりました。
上記の結果を見て「89sでオールインにコールできるじゃん!」と思うかも知れませんが、実戦では相手のハンドは見えません。
AAやKKには80%で負けて、予測どおりAKだったとしても負ける確率のほうが微妙に高いので、いい勝負とは言えないでしょう。
もちろん相手がオールインしてくるハンドの中にはAKoもありますが、AAやKKの可能性もあるので、相手のプレイスタイルや自分のポジションが重要になります。
まとめ
ポーカーのハンドランクを紹介しましたが、所詮「プリフロップ時点での強さ」に過ぎないので、フロップが開かれるとそこには無限の可能性があり、柔軟に対応していかなければいけません。
ポーカーを始めたばかりの方で、よくAKをプレミアハンドだと過信して、フロップでヒット(ワンペアになること)しなかったにもかかわらず、ターン(4枚目)リバー(5枚目)とAやKが出ることを
願いながらコールし続け、結局相手に搾取されてしまうというパターンが見かけられます。
なので、希望的観測はせずに自分のハンドが現状どのくらい強いのかしっかりと見極める力をつけていきましょう!
また、ポーカーを始めたばかりで合わせて知りたい!という方は以下の記事をご参照ください!